みなさん、こんにちは^^
大阪守口市駅前の英会話スクールのFun Houseファンハウスです。
日本やアメリカをはじめ、各国で新型コロナウィルスの規制解除に伴い、旅行者の方が増えていますね。
日本からも「これから海外に行くぞ!」という方も多いのではないでしょうか?
さて、海外に行く際、避けては通れないものが、空港での入国審査ですよね。
日本語以外の言語で質問され、自分一人で答えなければならないと思うと、気が重い人も多いはずです。なかでもアメリカは、入国審査の質問の多さで有名です。
コロナ後にアメリカの入国審査はさらに厳しくなった?などという噂もありますが、今回は実際にコロナ規制が緩和されてからアメリカに行った際の体験を書きたいと思います。
入国審査は質問が多くても、事前に準備しておけば問題ありません。できれば、日本出国前に入国審査についてしっかり準備してスムーズに答えられるようにしておきましょう。
アメリカの入国審査が厳しい理由
そもそも、なぜアメリカは入国審査が厳しいのでしょうか?
国によっては、パスポートと書類を見せれば入国審査が完了になるところも多く、最近では機械を使った入国審査も主流になっており、精神的な負担は徐々に緩和されつつあります。
そんななか、アメリカの厳しさは変わらない、むしろ今のように厳しくなったのは2001年の同時多発テロ事件以降です。
もともとヨーロッパからの移民によって作られた国であるアメリカは「人種のるつぼ」と呼ばれるほど、多種多様な人がいます。
そのため、アメリカ人と一言で言っても、人種や第一言語、政治的思想、宗教的思想など、個人の背景は実にさまざまです。
これはアメリカの良さでもあるのですが、時にはこのテロ事件のように大きな事件が起こることもあります。また、アメリカには他国からの不法移民の問題も長く続いています。
このような背景で、アメリカでは入国審査を厳しくせざるを得ないという事情があるのです。
アメリカの入国審査のよくある質問と回答例
では、アメリカの入国審査でよく聞かれる内容をご紹介します。
回答例も併せて記載しますので、ご自身に合った答えができるよう練習してみましょう。
以下、実際の流れに沿って書いていきます。
①最初の挨拶からパスポートチェック・本人認証
(こんにちは。よろしくお願いいたします。)
まず日本から来た人がアメリカの洗礼を最初に浴びるのがここです。
日本では「次の方どうぞ」のように丁寧に案内されますが、アメリカの入国審査ではそうとも限りません。少しぶっきらぼうに聞こえるかもしれませんが、落ち着いて臨みましょう。
そして、びっくりしてしまい入国審査に臨む際、意外と忘れがちなのが、冒頭でのあいさつです。入国審査官も人間ですので、まずはあなたの方からあいさつしてみましょう。
次にパスポートチェックです。
(パスポートを見せてください。)
まず、パスポートの提示を求められるので指示に従います。ビザなどの関連書類は、ここでパスポートと一緒に提出すると楽です。
(メガネを取ってください。帽子を取ってください。このカメラを見てください。)
続いて、本人認証にうつります。カメラで顔認証をしますので、メガネや帽子、マスクなどは取りましょう。
(右の親指をおいてください。右の他の指をおいてください。左の親指をおいてください。左の他の指をおいてください。)
次は指紋認証です。指紋認証はモニターに指の絵が表示されますので、指示どおり読み取り機においてください。thumb は親指という意味ですので、覚えておきましょう。
②訪問する目的についての質問
本人認証が終わると、いよいよ質問に入ります。まず第一に聞かれるのが、入国の目的です。
回答例をいくつか挙げています。
(今回の訪問の目的は何ですか。)
回答例:
I’m visiting my customers.
「顧客訪問です。」
I’m visiting our US office.
「アメリカ事務所に訪問します。」
I’m going to the university.
「大学に行きます。」
It’s for sightseeing/holidays.
「観光/休暇のためです。」
③滞在期間・滞在先についての質問
次に、滞在期間・滞在先を聞かれます。
帰国日が決まっている場合は日にちを伝える方が確実です。滞在期間の後は滞在場所を聞かれるので、入国審査の書類に書いた場所を答えましょう。
(どのくらいの期間滞在しますか? / 帰国はいつですか?)
回答例:
I’ll be here for a week.
「一週間滞在します。」
I will return to my country on the 10th of July.
「7月10日に帰国します。」
(どこに滞在しますか?)
回答例:
I’ll stay at Hilton Hotel in Manhattan.
「マンハッタンのヒルトンに泊まります。」
I’ll stay at my friend’s house in Seattle.
「シアトルの友人の家に泊まります。」
④職業についての質問
職業もよく聞かれる質問のひとつです。ご自身の職業を英語で何と言うか、あらかじめ確認しておきましょう。
(職業は何ですか)
回答例:
I’m a student/ an office worker/ an engineer.
「学生です/会社員です/エンジニアです」
⑤帰国日 / 帰りのフライトについての質問
帰国日についてもよく聞かれる質問のひとつです。
アメリカでは不法滞在者が多いため、入国の時点で帰りの飛行機を予約していないと問題になる可能性があります(長期滞在者は除く)。
とは言え、中には帰りのチケットの予約画面を見せるように言われた人もいるので、虚偽の申告は控えましょう。
(帰りの飛行機は取っていますか)
⑥同伴者の有無について
同伴者がいるかどうかの質問もよくあります。by yourself は「ひとりで」という意味で、同義語に alone があります。覚えておくと便利です。
(ひとりでの旅行ですか)
★重要★審査官の質問が聞き取れなかった時の対応
審査官の質問が聞き取れなかった時は慌てずに以下のように聞き返しましょう。
(もう一度言っていただけますか?)
難しい場合は、Sorry? だけでも大丈夫です。審査官も日々たくさんの外国人を対応しているので、聞き返すことは全く問題ありません。
◎おまけ:実際に聞かれたユニークな質問◎
最後に、筆者が聞かれたことのある意外な(?)質問をいくつかご紹介します。
こんなことも聞かれることがあるんだ!という事前情報として知っておくだけでもちょっと気持ちが楽ですよね。
学生編① 大学の専攻について
(大学での専攻は何ですか?)
アメリカに留学していた時(大学生)に聞かれた質問で、大学生の方はこの質問をよくされます。
学生編② 学校の成績について
(成績はどのくらい?)
GPA というのは Grade Point Average の略で、アメリカの多くの大学で4.0点を満点として計算されます。審査官の興味だけかもしれませんが、これも入国審査で聞かれたことがあります。
学生編③ その大学(学校)を選んだ理由
(どうしてその大学を選んだの?)
地方の大学に通っている場合は、その理由を聞かれることがあります。これも審査官の興味かもしれませんが、回答を用意しておかないと焦ってしまう質問ですよね。
社会人編① 会社のビジネスについて
会社員の場合、この質問をされることがあります。
簡単にご自身の会社のビジネスについて説明できるようにしておくと良いでしょう。
(あなたの会社はどのようなビジネスをしていますか?)
回答例:
My company manufactures electronic components.
「私の会社は電子部品を製造しています。」
I work for an advertising company.
「広告会社で働いています。」
社会人編② 会社での自身の職種について
これも上述の質問同様、ご自身の職種は英語で説明できるようにしておきましょう。
(会社でのあなたの職種は何ですか?)
回答例:
I’m a salesperson.
「営業です」
I’m a human resources specialist.
「採用担当をしています」
I’m a manager at finance department.
「財務部のマネージャーです」
番外編:友達を訪問すると答えた時の追加質問
終わりに、友達を訪問すると言った際に聞かれた質問を記載します。
(友達とはどうやって知り合ったのですか? / お知り合いになったのはいつからですか?
ちょうどSNSが流行り始めたころだったからか、このような質問がありました。事件性がないかの確認も兼ねていたと考えられます。
想定していない質問をされると戸惑ってしまうと思いますが、アメリカの入国審査は審査官の興味関心もあってなのか、人によって違う種類の質問をされることは多くあります。
落ち着いて、聞かれたことに丁寧に答えるように
入国審査は最初の関門!落ち着いて臨もう
アメリカの入国審査は確かに厳しいですが、誠実に回答すれば問題なく通過できます。
仕事や職種については、事前に英語で何と表現するか調べ、答えられるようにしておきましょう。アメリカに何度も行っている人でも、入国審査は緊張します。
出来るだけ落ち着いて臨むようにしましょう。皆様の旅が良い旅になることをお祈りしております!
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