みなさん、こんにちは^^
大阪守口市駅前の英会話スクールのFun Houseファンハウスです。
今年も年末が近づいてきましたね!
年末のビッグイベントといえば、クリスマスです。
「クリスマス」と一言でいっても、そのお祝いの仕方は地域によってさまざまです。
今回は、世界のクリスマスをご紹介いたします!ぜひお気に入りのクリスマスを見つけてください。
クリスマスの起源

クリスマスは英語で “Christmas” です。
“Christ”とは「イエス・キリスト」のこと、 “mas” は「ミサ(礼拝)」を意味します。
クリスマスはイエス・キリストの誕生日と言われることが多いですが、新約聖書ではイエス・キリストの生まれた日は明言されていません。
そのため、クリスマスは実は誕生日ではないという説が有力なのです。
キリスト教でもっとも大切な日は「イースター(復活祭)」ですが、クリスマスの知名度はイースターをしのぐものがあります。
クリスマスがここまで世に知れ渡った理由としては諸説あります。
まだキリスト教自体がヨーロッパに広まっていなかった2~4世紀頃、ローマ帝国がキリスト教を国教にするための政策のひとつして、各地の新年のお祭りや風習とキリスト教を融合させたと言われています。
復活祭は年によって日付けが変わりますが、クリスマスは12月25日と固定させることにより、世界で受け入れられ根付いていったという説が有力とされています。
クリスマスはキリスト教のイメージが強いですが、キリスト教のイベントの中では特に宗教色の薄いイベントなので世界各地ではクリスマスイベントが開催されています。
世界のクリスマス
では、世界のクリスマスを見ていきましょう。国や地域によってクリスマスのお祝いの仕方は異なりますので、その様子を見るだけでも楽しめます。
ここでは、伝統的なクリスマスの文化や観光客が楽しめるイベントを6つご紹介します。
- 【スペイン】カルターニャ地方の贈り物「うんち丸太」
- 【ヨーロッパ各地】クリスマスマーケット
- 【アメリカNY】ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリー
- 【メキシコ】東方の三博士からのプレゼント
- 【韓国】ソウルのイルミネーション
- 【台湾】リージェントホテル台北のクリスマスツリー
1. 【スペイン】カタルーニャ地方の贈り物「うんち丸太」

日本では「うんこ漢字ドリル」が大ヒットしましたが、スペイン北東部にあるカタルーニャ地方の子どもたちが大切にしているのが「ティオ・デ・ナダル(通称カガ・ティオ)」です。
ティオ・デ・ナダルは、毎年クリスマスイブにプレゼントをうんちしてくれるという、ちょっと変わった微笑ましい丸太のキャラクターです。
カタルーニャ地方では、毎年12月8日になると家族がこの丸太を準備して、リビングルームに置きます。すると、子どもたちが丸太に可愛らしい顔を描き、バレイティーナ(カタルーニャ地方の赤い帽子)をかぶせ、ティオ・デ・ナダルを生み出すのです。
そして毎晩夕食後、子どもたちは小さなミカンのクレメンタインやオレンジの皮、キャンディ、フランスの伝統菓子ヌガーなどをティオ・デ・ナダルのそばに置いておき、さらに夜中に風邪をひかないように毛布もかけてあげるのです。
ティオ・デ・ナダルはみんなが寝ている夜中に一晩中その食べ物を食べ続け、朝までに食べ終わります。そして、クリスマスイブの夜、丸太はプレゼントをうんちで出す準備を始めます。
クリスマスの日、子どもたちがティオ・デ・ナダルの歌をうたうと、あら不思議。ティオ・デ・ナダルの毛布をとると、お菓子やおもちゃなどのプレゼントがたくさん出てくるのです。とてもユニークで可愛らしいクリスマスですね。
2. 【ヨーロッパ各地】クリスマスマーケット
期間:2025年11月14日頃〜

クリスマスマーケットは、ヨーロッパ各地で行われます。
中でもおすすめなのが、オーストリア、ザルツブルクで開催されるクリスマスマーケットです。
ザルツブルクのクリスマスマーケットは、クリスマスキャロルと東欧クリスマスの古き伝統を堪能できる場所として有名です。
雪が降るホワイトクリスマスの中、日本でもよく知られている「きよしこの夜」が歌われます(この曲はザルツブルク近郊の村にある教会で作曲され、最初に演奏されました)。
マーケットには、15世紀のマーケットと同じような屋台が並びます。量より質に重点を置かれたこのマーケットでは、手作りのプレゼントや熱い焼き栗、スパイシーホットワインが楽しめます。
大聖堂の前で毎日午後5時から開催される無料のコンサートや、火曜日のシンガロング(午後6時~8時)でキャロルを歌えば、クリスマス気分を存分に味わうことができます。
モーツァルトの生まれ故郷として知られるこの街で、美しいクリスマスを味わってみるのはいかがでしょうか。
2025年のクリスマスマーケットスケジュールまとめ
| 国 | 都市 | 開催場所 | 日程(2025) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ドイツ | ケルン | 大聖堂前広場ほか | 11月17日〜12月23日 | 複数会場あり。大聖堂前が特に人気。 |
| ドイツ | アーヘン | 市庁舎周辺 | 11月21日〜12月23日 | ドイツ西部の名物マーケット。 |
| ドイツ | ベルリン | 市内複数会場 | 11月24日〜12月31日 | 年末まで開催される会場も。 |
| オーストリア | ウィーン | 市庁舎前広場 | 11月14日〜12月26日 | 手工芸品やグルメが楽しめる伝統的市場。 |
| フランス | パリ | 市内各所 | 11月16日〜1月5日 | 複数のマーケットが市内に点在。 |
| ベルギー | ブリュッセル | グランプラス周辺 | 11月28日〜1月4日 | 世界一美しい広場と称される夜景。 |
| チェコ | プラハ | 旧市街広場ほか | 11月29日〜1月6日 | 年明けまで続く人気の長期マーケット。 |
| エストニア | タリン | 旧市庁舎広場 | 11月21日〜12月28日 | 「ヨーロッパで最も美しい」と称される。 |
| フィンランド | ヘルシンキ | セナート広場 | 11月28日〜12月22日 | 北欧デザイン溢れる雰囲気。 |
| スイス | チューリッヒ | 中央駅ほか複数 | 11月20日〜12月24日 | ヨーロッパ最大級の屋内マーケットも。 |
3. 【アメリカ NY】ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリー

ニューヨーク・マンハッタンの中心、ロックフェラーセンターでは今年も巨大クリスマスツリーが登場します。
2025年は12月3日に点灯式が予定されており、シーズン幕開けの象徴として大きな注目を集めそうです。
ツリーの足元には冬季限定のアイススケートリンクがオープンし、家族連れや観光客で昼夜問わずにぎわいます。撮影スポットとしても人気で、毎年この時期のニューヨークらしい光景を楽しめます。
また同センター内にある「ラジオシティ・ミュージックホール」では、ホリデー恒例のショーが開催され、名物パフォーマンスであるラジオシティ・ロケッツのラインダンスが舞台を華やかに彩ります。
マンハッタン全体もホリデームード一色になり、五番街のイルミネーションやデパートのウィンドウディスプレイなど、街を歩くだけでクリスマスらしさを体験できます。
にぎやかな冬を楽しみたい方には、2025年のマンハッタン旅行もおすすめです。
4. 【メキシコ】東方の三博士からのプレゼント

カトリック文化が深く根付くメキシコでも、クリスマスは一年の大きなイベントです。
ただし、その祝い方は私たちがイメージする「12月25日=サンタが登場するクリスマス」とは少し違います。
メキシコはスペイン統治時代の影響を強く受けており、クリスマス文化もスペインと共通する要素が多く残っています。
多くの国ではクリスマス当日の12月25日に子どもたちがプレゼントを受け取りますが、メキシコやスペインでは贈り物のメインは1月6日。
そして贈り物を届けるのは、サンタクロースではなく「東方の三博士」とされています。
この日は、三博士が幼子イエスに贈り物を届けたとされる日で、メキシコではクリスマスシーズンの締めくくりにあたります。
子どもたちは事前に欲しい物を書いた手紙を三博士に送り、1月6日を心待ちにします。
良い子にしていた場合はプレゼントが、悪い子には砂糖菓子で作られた“炭”が置かれるという風習もあり、どこかユーモラスな伝統です。
12月25日だけでなく、年明けまで祝祭が続くロングスパンのクリスマス文化を持つのが、メキシコの魅力だと言えます。
最後に、アジアのクリスマスについてご紹介いたします。
アジアは欧米のおごそかなクリスマスとは違い、イルミネーションや大きなツリーなどでより豪華さ、楽しさを演出していることが特徴です。
5. 【韓国】ソウルのイルミネーション

ソウルにあるテーマパーク、ロッテワールドでは、毎年鮮やかなイルミネーションが人々を魅了します。
韓国ではキリスト教の文化も根付いているため、クリスマスは韓国の人にとっても大きなイベントのひとつなのです。
韓国のクリスマスイルミネーションスポットと時期を
ここでは、2024年に楽しめる韓国の主なクリスマスイルミネーションスポットとその開催時期をまとめました。
1. ロッテワールド
期間:2025年11月20日~2026年1月5日
ソウル・蚕室のロッテワールドモール芝生広場にて、巨大クリスマスツリーやメリーゴーランド、3Dプロジェクションマッピングなどの幻想的なライトアップとイベントが開催されます。
2. ソクチョン湖(石村湖)松坡ルミナリエ祭り
期間:2025年10月31日~2026年2月28日
湖全体が色とりどりのイルミネーションで彩られるルミナリエ祭り。夜の湖畔では美しいライトアップと様々なイベントが楽しめ、フォトスポットや体験ブースも充実しています。
3. 明洞のショッピング街
期間:2025年11月1日~2026年1月31日(新世界百貨店)、ロッテ百貨店は12月31日まで
明洞エリアの百貨店やプラザで豪華ライティングショーが毎日点灯。特に、新世界百貨店「新世界スクエア」では大型ビジョンの3Dライトショー、新世界百貨店・ロッテ百貨店本店のイルミネーションが見どころです。
4. ソウルランタンフェスティバル
期間:2025年12月中旬~2025年1月中旬
光化門広場で開催されるランタンフェスティバルでは、クリスマスツリーを模したランタンやマーケットが楽しめます。
5. 冠岳ピョルピッ散策路
期間:2025年11月11日~2026年2月9日
冠岳区の道林川沿いに星をテーマにしたイルミネーションが点灯。散策や写真撮影にぴったりです。
6. 【台湾】リージェントホテルのクリスマスツリー

台北にあるラグジュアリーホテル、リージェントホテルでは、毎年巨大なクリスマスツリーが飾られます。
ポインセチアの赤で彩られた鮮やかなクリスマスツリーは、ヨーロッパやアメリカのツリーとは一味違った華やかさがあります。
2025年も11月20日に点灯式が行われる予定です。リージェントホテルに宿泊しなくても、一度は見ておきたいクリスマスツリーのひとつです。
期間:2025年11月20日~12月31日
他にも台北市内や新北市では、「クリスマスランド」(板橋エリア、2025年11月14日〜12月28日)などのイルミネーションイベントが複数開催される予定です。
世界のクリスマスを味わおう
クリスマスは多くの国で共通認識となっているイベントですが、その祝い方は多種多様です。
クリスマスイベントは11月から12月、時には年明けまで行われているものが多いので、ぜひ各国のクリスマスを楽しんでください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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