インド最大のお祭り！光の祭典ディワリ（2024年は10月31日）

みなさん、こんにちは^^

大阪守口市駅前の英会話スクールのFun Houseファンハウスです。

本日は世界のお祭りシリーズ第六弾！インドのDiwali（ディワリ）です。

世界の人口No.1のインドの話題は初めてですが、インドは英語が通じる国としては有名です。「インド英語」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？

インドでは準公用語として英語が使われ、英語話者の人口は実は、アメリカ英語の次に多いのがインドです。

そんなインドのお祭りについて今回はご紹介したいと思います！読み終わる頃にはインドに行きたくなっているかも？？

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2024年2月25日

インドのお正月？！Diwali（ディワリ）とは

あまり聞いたことがないかもしれませんが、ディワリはインド最大のヒンドゥー教の祭典と言われ、非常に重要なお祭りです。

インドでどれくらい大事かというと・・・例えるなら

キリスト教徒にとってのクリスマス
日本人にとってのお正月

さらにディワリはヒンドゥー教の暦において、新年の始まり、まさにお正月なのです。それではディワリについてくわしく見ていきましょう♪

2024年インドのDiwali（ディワリ）はいつ開催される？

ディワリは、毎年10月〜11月頃、5日間にわたって開催されます。

「◯月◯日」と日付が決まっていないのには理由があります。

ヒンドゥー教の暦自体は太陰太陽暦なのですが、ヒンドゥー教のお祭りの日程の多くは太陰暦で決められています。

ディワリも例に漏れず、太陰暦、つまり月の満ち欠けで決まります。

3日目がディワリのメインの日ですが、ヒンドゥー暦のKartikという月の一番暗い日＝新月の日がそのメインの日に当たるように設定されます。

今年、2024年は 10月31日（木）がメインのディワリの日となり、2024年は10月29日〜11月3日の期間でお祝いされます。

ディワリには何をする？

ディワリという言葉は、サンスクリット語である「deepavali＝灯りの列」が由来で、街中のいたるところにディヤと呼ばれるオイルランプが沢山並べられ、色とりどりのイルミネーションが飾られます。

このことからディワリは別名「光のフェスティバル」とも呼ばれています。

各家庭が色とりどりのライトを点灯させ、とても賑やかな雰囲気になります。特に高級住宅街では、家を丸ごと覆うように建物のてっぺんからイルミネーションが垂らされ、その光景はなかなか見応えがあります！

飾りつけは灯りだけでなく、ランゴーリという、花や色のついた粉や砂を使って床に幾何学模様を描く装飾をしたり、外に面した扉にお花を飾ったりします。

ディワリのメインの日には、人々は花火を上げたり爆竹を鳴らしたりと、光のお祭りの一番の盛り上がりを見せます。

ディワリの間、人々はお祭りムードで浮かれつつも色々とやることが決まっています。例えば

・新年を迎えるために掃除
・部屋の壁を塗り替え
・決まった日の決まった時間帯に決まったお祈りをする
・親戚や友人を訪ねる

ディワリの期間に親戚や友人達を訪ねてはお菓子やギフトを贈り合うのでその準備もあるのでディワリの5日間だけでなく準備からなかなか忙しいです。

そして、ディワリ初日は金銀、洋服、調理器具や食器を買うとよい日とされています。

インドではディワリの少し前から ディワリ商戦 なるものが繰り広げられ、ほとんどの店で大きなセールが開催され、商業的にも一年で一番盛り上がる時期です。

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ディワリとインド神話

インドの宗教的なお祭りの多くがインドの神々のストーリーと結びついていますが、ディワリにも色々な神話が関係しています。

一番有名なのは、インド二大叙事詩「ラーマーヤナ」に描かれる主人公・ラーマ王子が魔王ラーヴァナを倒した話です。

約7000年前、北インドにあるアヨーディヤーにラーマという王子がいました。継母の意向で、ラーマ王子とその妻・シータは森に追放されてしまいました。

ある時、シータがラーヴァナに見染められ、誘拐されてしまいました。しかし、ラーマ王がラーヴァナを倒し、シータを助け、14年ぶりにアヨーディヤーに凱旋することになりました。

その際、新しい王が道に迷わないようにと、人々が道に火を灯して迎えたと言われています。

このお話は 善が悪に勝つこと の象徴とされ、ディワリはそれをお祝いするお祭りでもあるのです。

南インドではクリシュナ神の話とよく結びつけられます。16000人もの女性を監禁していた悪魔を、クリシュナとその妻が倒し、女性たちを解放したという話です。

この話も 善が悪に勝つ ことを象徴し、こちらはディワリの2日目にお祝いされます。

また、ディワリは富と幸運の女神であるラクシュミーを崇拝するためのお祭りともされています。これまでの農作物の収穫への感謝やこれからの豊作の祈願、幸運と繁栄のために、ラクシュミーを家に招くのです。

そのため、灯りや飾り付けで家の入口を目立つようにして、ラクシュミーに気付いてもらえるようにしているんですね。

補足：ディワリはヒンドゥー教だけではない

ディワリをお祝いするのはヒンドゥー教徒だけではありません。

シク教では、ムガル帝国の王によって幽閉されていた第6代目教祖が解放されたお祝いをします。

ジャイナ教では開祖マハーヴィーラが解脱したことをお祝いします。

その他にも紀元前3世紀頃に古代インド・マウリヤ朝のアショーカ王が仏教に改宗したことをお祝いする仏教徒もいるそうです。

ディワリに関連する英語表現

Every year around October and November, Hindus around the world celebrate Diwali.
毎年10〜11月頃に、世界中のヒンドゥー教徒がディワリをお祝いします。

Today, Diwali is also celebrated by other communities such as the Jains, Sikhs, and　Buddhists.
今日では、ディワリはジャイナ教徒、シク教徒、仏教徒といったその他のコミュニティーの人たちにもお祝いされています。

Diwali commemorates the return of Lord Rama after 14 years of exile.
ディワリは、14年間の追放を経て、ラーマ王子が帰還したことをお祝いします。

Diwali is celebrated to worship Goddess Lakshmi, known as the Goddess of Wealth and Fortune.
ディワリは、富と幸運の女神として知られるラクシュミー神を崇拝するためにお祝いされます。